君はユーシンブルーを見たかい?

ユーシン渓谷をご存知ですか? 外国のような地名ですが、実はここがあるのは神奈川県。丹沢湖奥を流れる玄倉川の渓谷のことで、丹沢の秘境と呼ばれています。この水の色が神秘的なんです。日によって色の見え方が異なり、通称「ユーシンブルー」と呼ばれ、知る人ぞ知る絶景スポットとなっています。
「ユーシン」という名の由来については諸説ありますが、大正時代森林管理小屋の番人さんが、「谷深くして、水勢勇まし」という意味より湧津と名付けたという説もあります。実は日本語なんですね。
20151106-DSC02557 絶景スポットまでは、林道をてくてくと歩いて行きます。林道には手掘りのトンネルがあったりで、落ち葉の道をのんびりと歩いて行くのは、スタンドバイミーの世界。ちょっとした冒険みたいで楽しい~♪
手掘りのトンネルも味がありましたが・・・・
SONY DSC この新青崩隧道(あおざれずいどう)が凄かったです。『新』とつくだけあって、『旧』の隧道もあるんですが、『旧』は落盤の危険性があるとのことで、平成19年に閉鎖されてしまい、で、その隣に掘られたのが、この『新』なんです。
SONY DSC このトンネル、途中でカーブしていて、真ん中あたりに来ると、両端が全くみえなくなり、完全な闇の世界になります。そのうち、目が慣れるだろうと思っていましたが、まったく慣れることなく、逆に、方向感覚を失います。怖いですよ~。
20151106-DSC02608-2 出口のロックシェッドから外を見ると、そこはほのかに紅葉した山々が。盛りの時期にはまだ1週間はやかったですが、色付き始めた山の景色に癒されます。
20151106-20151106-DSC_9248 そして、ユーシンの核心部。玄倉ダムへ。このブルーが見たかったんです。ふぅ~・・・・・
深い深いブルーに見惚れて時が経つのを忘れます。
20151106-DSC02580-2 見る角度によって、色が変わり、紅葉の最盛期には、ブルーと紅葉の絶景も楽しめますよ。
20151106-20151106-DSC_9225 川まで降りられるポイントは限られていますが、しばし、川のせせらぎを聞きながらのランチタイム。
20151106-20151106-DSC_9235 コーヒーを手動のミルでゴリゴリやって、ふわーんとたつ豆の良い香り! 至福の時です。こうしたハイキングには、ホットサンドもおススメ。好きな具材を挟んで焼くだけなのに、どうしてあんなに美味しいですかね~♪
20151106-DSC02576-2 2015年のユーシンの紅葉の最盛期は、11月15日頃。秘境のブルーとレッドの世界を堪能しに行ってみてはいかがでしょう? ブルーの虜になりますよ。