境川沿いに、横浜市と大和市にまたがるように広がる県内最大の公営住宅「いちょう団地」。1971年に建てられました。
団地全体の約2割が外国籍の方ということあり、看板もインターナショナルな仕様になっています。
この一角にあるのが、ベトナム料理店「タンハー」。ここで本格的なベトナム料理を格安で味わえるんです。いきなりアジアの街角の外観で、なかなか入るのに勇気が入りますが・・・・いざ、入ってみると
アジアの食材や雑貨などが所せましと陳列されています。ここで引き返してはいけません。さらに奥に進むと
テーブルがあり、ここでベトナム料理を食べることが出来るんです。ここは在日ベトナム人の憩いの場となっており、もう、まるっきりベトナムです。あまり日本語も通じませんが、必要なのはリスペクトとスマイル。
何がいいのかなーと隣のベトナム人のイケメンお兄さんに訊いてみると、片言の日本語でまずは、フォーがおススメだよと教えてくれるだけでなく、お店の人に注文までしてくれました。彼らは、休日は仙台や名古屋から同郷の仲間に会いにここに集まってくるのだとか。
もう、日本向けにアレンジしているところは皆無。そのままサイゴンの路上で食べるものと一緒です。別皿に盛られたハーブともやしをどばっとかけて、食べると、美味しい!! ハーブ類が生なので、香りがストレートに入ってきて、好きな人にはたまらない味ですね。美味しい!とベトナム青年団に伝えると、彼らも満足顔。
そしてやっぱりこれ、「バインミー」。フランスパンにレバーペースト、ニンジンと大根のなます、チャーシュー、パクチーが入ったベトナム風サンドウィッチ。フランスに統治されていた時代があるベトナムでは、フランスパン文化が根付いているんですね。このパンが美味しいのもさることながら、なますとチャーシューの合うこと! これは必ず注文してほしい一品です。
さらにこれからの時期、外せないのがベトナムコーヒー。かなり濃く淹れたコーヒーに練乳がこれまたかなり濃く入っており、暑い日に飲むとこの濃さが最高で病みつきになること間違いなしです。
タンハーは確かに入りづらいですが、そこには親切なベトナムの人々が待っていますよ。一応、メニューに日本語も少し書いてありますが、分からなかったら、周囲のベトナムの人たちに訊いてみるのがいいですよ♪ スマイルとリスペクト付きで♪
●タンハー
・営業時間 [月] 10:00~14:00 [火~日] 10:00~21:00
・定休日 木曜日
ここだけアジアの街角の空気が流れているディープスポット ベトナム料理店 タンハー@いちょう団地
