小田原城そばの坂を少し上ったところに「清閑亭」があります。この「清閑亭」は国の有形文化財に登録されている数寄屋造りの邸宅。
もとは、明治39年、貴族院副議長だった黒田長成侯爵の別邸として造られました。
この黒田長成という人は、大河ドラマにもなった黒田官兵衛の子孫にあたるのだとか。
建物とお庭は無料で見学することができます。和風庭園もいいし、丘の上という立地から小田原の街だけでなく相模湾まで望める眺望はさすがの一言。この時代の金持ちは、良い場所に居を構えますよね。
居間は喫茶室も兼ねていて、抹茶などをいただくことができるんです。混んでることなく、のんびりとした時間を過ごせます。
大正ガラスからは、春の日差しが降り注ぎ・・・なんて落ち着く空間なんでしょう。まさに隠れ家的存在ですね。
こんな懐かしい小物もいいですよね。若い世代には使い方分からない人もいるんだとか。
時間が歴史に溶けていきます。落ち着きたい方は、ぜひ、オススメです。
※平成28年2月下旬まで、玄関及び西棟は改修工事のため、閉室していますが、東棟は通常通り公開しています。
●カフェ清閑亭
・電話 0465-22-2834
・営業時間 11:00~16:00
・定休日 火曜日
・駐車場 無
国の登録有形文化財のカフェ 清閑亭(せいかんてい)
