飛騨古川の三寺まいりに行ってきました

飛騨の山間にある小さな町、飛騨古川には、毎年1月15日に行われる恋愛成就のお祭り、三寺まいりという素敵なお祭りがあります。
このお祭りのときには、糸引きの出稼ぎに行っていた年頃の娘たちが帰省して、着飾って参拝したことから、『嫁を見立ての三寺まいり』とうたわれるように、若い男女の出会いの場となったことから現在では「縁結びのお祭り」として知られるようになりました。

20130115-DSC00485-2 町を流れる小さな川、瀬戸川沿いに、千本ろうそくといって、たくさんのろうそくを立てて恋愛成就を祈ります。
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20130115-DSC00429-2 20130115-DSC00533-2恋愛成就を願うときは白いろうそくを。恋愛が成就したときには赤いろうそくを。この小さな町に、着物姿の美しい女性が溢れていることにも驚かされます。

20160115-DSC_4298町内の三つのお寺、円光寺、真光寺、本光寺を家族で廻るのが古川の町の人の楽しみだったようです。中学生や高校生も友達同士で楽しそうに参拝していました。
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20130115-DSC00391-2 瀬戸川では参拝する人の願いを載せた灯籠流しも行われて、古川の町はあたたかい灯りに包まれます。

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20160115-DSC_4063 このお祭りの魅力の一つは、とびきり美味しい屋台の料理!A5ランクの飛騨牛の牛スジ煮込みはとろける美味しさ!
町の人が、店自慢の料理を、「これ食べてって~!」と嬉しそうに食べさせてくれるんです。本当に何を食べても美味しいんですよ。
厳しい冬の飛騨の小さな町に、一日だけ町がぱっと華やぐ日、それが三寺まいりが行われる1月15日なのです。

20160115-DSC_4073 おとぎ話のような小さな町、町の人が愛してやまない古川の町は、都会の人間が忘れてしまったあたたかさを、ぽっと灯心にしてくれるような素敵な町、素敵な祭りでした。

三寺まいりで着物を着たい方は『色和衣(いろわい)』という取り組みがおススメ。白い土壁の建物が並ぶ風情ある町並みが、着物・浴衣姿で賑わってたら きっとステキだろうなと町の有志が「日本一着物姿が似合う町」を目指して始めたのがこの『色和衣(いろわい)』。三寺まいりでも着物レンタル着付けとまちなか撮影会が開催されました。

●飛騨古川 三寺まいり
・開催日 毎年1月15日
・開催場所 飛騨古川