『ポンデケージョ』とは、ブラジル生まれのモチモチパン。粉が小麦粉ではなく、タピオカの粉で作られているため、外はカリッと、中はモチモチとした食感を味わえます。
小田原城のすぐ近くに、そんなポンデケージョの専門のパン屋さんがあるんです。それが『ポンデケージョいとう』です。うっかりすると、通り過ぎてしまう危険もあるほど、小さなお店。
ホントにポンデケージョしか置いてないんですよ~。大皿の上に種類ごとに焼かれたポンデケージョが並んでおり、客はそれを自由にチョイスするシステム。常時、甘目からしょっぱ目まで、10種類以上のポンデケージョが陳列されており、味はどれもホント美味しいんです。チーズからチョコ、プレーン、ダブルチーズ、ベーコンビーツ、アリオリオ、梅入り胡麻じゃこ、ショコラ、黒胡麻きなこ、かぼちゃ、バナナ、アップルシナモンなどなど、ねぇ? 選ぶのが楽しいでしょ?
しかも、どれも味が本格的で外しが一切ないんです。
また、ここの面白いのがグラム売りなとこ。100g・300円ほどで、おおよそポンデケージョ4個分ぐらいなんです。
このお店は、味もさることながら、お店を一人で切り盛りしている、おばあちゃんが素敵なんです!! ここにきて、おばあちゃんとお話できるだけで幸せな気分になるんですよ。
かつて、おじいちゃんもいて、このおじいちゃんがまたいい味出してて、おつりの計算がめんどくさくなると、うえーっと、いいや、だいたいホイっ!といつも多めの釣銭を渡してくれていました♪
じつは、おばあちゃんは、小田原の「菜こんたん」という店のオーナーシェフである伊藤さんのお母様。オーナーシェフがいろいろ新メニューを考えてくれるそう。
「これ、いま、すごい人気なのよ~」「おまけで入れとくから食べてみて」と言われたトムヤンクンテイスト。これ、かなり本格的で、おススメですよ♪
しょっぱめのポンデケージョは、食事パンとして、甘目はデザートして食べられて、ついついパクパクと食べ進み、止まらなくなること間違いなしです。この店に来たら、絶対、自分が思っている数の倍は買うべきです!
そして、かならず、おばあちゃんとお話しましょうね♪ とっても、ほっこりしますよ。いつまでも続けてほしい、愛してやまないお店です♪
●ポンデケージョいとう
・営業日 金・土・日
・営業時間 AM10:30~18:00
・定休日 月・火・水・木曜日
80歳を超えるおばあちゃんが一人でやっている、小さなパン屋さん ポンデケージョいとう
