越中八尾 おわら風の盆 2015 vol.2

おわら風の盆は、大きな特徴は、男女ともに深く被った編み笠。
編み笠から少しのぞかせる口元は、実に優美で妖しげな色気を漂わせています。
20150902-DSC07256 20150902-DSC07227 顔の表情が見えないからこそ、感じ取れる美しさがそこにあり、秘めたる美たちが躍る様に魅了されるのでしょう。
20150902-DSC07244 ぼんぼりの淡い灯りに、うなじが浮かびあがり、また、花飾りとともに闇へと溶けていきます。
20150902-DSC07327 20150902-DSC07231 男踊りは、農作業を表し、女踊りは蛍狩りを表現し、歌い手・三味線・胡弓が奏でる物悲しい憂いある音の中、無言の踊る世界は、実に妖艶でどこか浮世離れして、観る者の心をとらえて離しません。

20150903-DSC08015 そしてもう一つのおわらの姿が、23時を過ぎてからの深夜の町流し。町内の公式な踊りは、23時までですが、それ以降は、気の合ったもの同士が集まって、町を踊り流します。
20150903-DSC08078 20150903-DSC08023 観光客がひけた静かな通りをしっとりとした風情ある町流しが通り過ぎていくさまこそが、本当の「風の盆」だという方もいるのもうなずけます。
20150903-DSC08005 また、あるところでは、輪踊りとして、一般の方も参加できる踊りが行われていることも。かつては、踊り手だったOB・OGの方々も楽しそうに踊っていたりします。
20150902-DSC07918 そして、編笠も、このときは外し、朝まで踊りは続いていきました。

この小さな坂の町のお祭りに、どうして毎年20万人を超える人が観に来るのか、その魅力を伝えきれない歯がゆさだけが残りますが、一度、ぜひ足を運んでみてください。幻想的で幽玄で妖艶で、こんな世界が日本にあったんだと虜になるはず。来年も9月の1日~3日まで開催されます。