「鎌倉祇園大町まつり」は100年以上続く、鎌倉の伝統文化。四社の神輿が横一列に揃う姿がとても美しい祭りなんです。
この神輿の提灯の灯りは流行りのLEDなどではなく、一つ一つロウソクで灯されたもの。それがあの幻想的な美しさを醸し出しているんですね。
会場となる八雲神社は、鎌倉でいちばん古い厄除神社。夕闇が迫ってくると、祭りに熱が帯びてきます。提灯に灯が入れられ、ヨイサヨイサの掛け声とともに「神輿ぶり」がスタート。
神輿が露店が並ぶ境内を出て、街へと繰り出し、大町四ツ角の交差点から横須賀線の踏切までの間を練り歩きます。
これが何気に早い! ジョギングのようなスピードで、神輿が行き交い、ボルテージがさらに高まっていきます。
そして、祭りが最高潮に達したところで、四社の神輿が横一列に合体!
これが本当に美しく幻想的。奉舁する者も、拝観する人も「悪疫退散招福繁昌」が約束されるのだとか。
多くの見物客がその勇壮で幻想的な姿に見入っていました。この祭りは、鎌倉の数ある祭りの中で、規模は大きくはありませんが、美しさではピカイチ。ぜひとも、多くの方に観ていただきたいお祭りです。
●鎌倉祇園大町まつり
・開催日 平成27年7月11日 (土)~13日 (月)
・場所 八雲神社
四つの神輿が一つになる「神輿ぶり」は見物! 鎌倉祇園大町まつり
