鎌倉市材木座にある光明寺では、毎年10月12日から15日まで、お十夜(十夜法要)が行われます。実に500年以上前から続く歴史ある法要で、かつては本当に十日間かけて行われていたものを、今は、4日間に短縮して行っています。この間、念仏を唱え続ければ、諸仏国土で1000年修行するに勝るのだとか。
練り行列、日中法要、山門特別拝観等が行われる中、やはり、みんなのお目当ては夜の屋台! 参道にはずらーっと屋台が伸び、夜が更けるにつれ、境内は人でごったがえします。
いいですよねー、この雰囲気。ちょっと妖しくて。
どこか高揚した人々に夜の闇に響く喧騒。祭りはこうじゃなきゃ。
子供たちにとっても、今日は夜遊びしていい特別な日。おこづかいを握りしめ、友達同士で何を買うかウロウロするのがたまらなく楽しいんですよね。
もちろん、屋台グルメも充実。列ができている店がいいのか、空いているところで勝負するのか・・・・定番でいくのか、新しいものにチャレンジするのか・・・・悩みます。
一番奥の本堂では法要が行われ、一般の参列者にも、焼香が回ってきます。
この盛大な屋台が並ぶのは、四日間の会期のうち真ん中の二日間のみ。初日と最終日はありませんので注意です。
お十夜が終わると、いよいよ鎌倉は本格的な秋の始まり。光明寺の広い境内はまた静寂に包まれます。
●お十夜(光明寺 十夜法要)
・開催期間 毎年10月12日~10月15日
※屋台が並ぶのは、13日と14日のみ
・開催場所 光明寺
屋台と人が境内を埋め尽くす 光明寺 お十夜
