のんびりとことこと海沿いを走る電車 のと鉄道 「のと里山里海号」

のと里山里海号は、能登半島の東側、七尾駅から穴水駅間約40キロの海沿いをとことこ走るローカル線の観光列車です。能登らしい「ぬくもり」と「懐かしさ」を感じる、素朴さの中にある上質な深みのある外観。
20150903-DSC0813720150903-DSC08139こちらは能登半島の湯沸温泉を舞台にしたアニメ、『花咲くいろは』のラッピング車両。アニメファンらしい男性もちらほら。
20150903-20150903-DSC_4596本当の駅名は、「西岸駅」なのですが、アニメの舞台とされる湯沸温泉の名前、湯乃鷺温泉のある駅として、アニメとのコラボで駅名が一部書き換えられているんですね。
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のと里山里海号の車内には、能登に息づく伝統工芸品を各所に配置されています。座席は穏やかで美しい七尾湾向き席とボックス席があり、海を見ながらのんびりと飲食が楽しめるように全席にテーブルがあります。カウンターとの仕切りに使われているのは、建具の町、田鶴浜の伝統工芸の建具です。
20150903-20150903-DSC_4600能登中島駅では停車し、全国的にも珍しい鉄道郵便車「オユ10」の見学を行うことができます。「オユ10」車内にあるポスト(非正規)に投函すると、「オユ10」特別日付印を押印して郵送してくれるんですよ。
20150903-20150903-DSC_4610能登中島駅を過ぎると、車窓の外には七尾湾ののどかな風景が広がります。
20150903-20150903-DSC_461620150903-20150903-DSC_4626この景色を見ながらいただくのは、「マツコの知らない世界」でも紹介された卵巻き「玉宝」と焼きサバ寿司。
20150903-20150903-DSC_4606海を見ながら食べると、優しい味の美味しさが倍増しちゃうんですよね。
image海の中に見えるのは、連ドラ「まれ」にも登場した「ボラ待ちやぐら」。今では観光用にかかしが番をしていますが、昔はボラ漁がさかんで多くのボラ待ちやぐらが立てられていたそうです。
20150903-20150903-DSC_465740分の遠足はあっという間に終わって、終点の穴水駅へ。のんびりとした海沿いの風景を眺めながら、バスガイドさんのようなアテンダントさんのガイドを聞いて、駅弁食べて。楽しいひとときが過ごせました。
20150903-DSC08136車で回るドライブの旅もいいですが、車を駅に停めて一部乗り鉄を入れると旅もさらに楽しくなりますよ。海好きさん、鉄道好きさんには超おすすめののと鉄道「のと里山里海号」でした。
のと里山里海号
曜日によって運行する列車が違いますので、確認してからおでかけください。
休日は「スィーツプラン」や「ほろ酔いプラン」などのお食事やスィーツ付きのコースもあります。