富山県八尾の街。
毎年、二百十日の初秋の風が吹く9月1日~3日にかけておこなわれる『おわら風の盆』。三味線と胡弓にのって奏でられる越中おわら節の哀調のある旋律にのって、無言の踊りが坂の町で繰り広げられます。
その浮世を離れた空気感が漂よう独特のスローでスタイリッシュな踊り。街のどこで、いつ始まるか分からない踊り。 出会えたら最後、完璧に魅了されます。
風の盆を写したたくさんの写真や動画もありますが、やはり、八尾の街であの夜の空気の中、闇に溶けていくような踊りを目の前で見るのは、まったく別物です。
どうしてこの小さな坂の多い街に3日間で25万人もの人が集まるかよく分かりました。
来年の9月頭の予定は空けておいたほうがいいですよ。 いや、来年だけではなくて、これからずっとかも。
一期は夢よ ただ狂え おわら風の盆
