空いっぱいに打ち上げられる豪華な花火写真。三脚立ててがんばって撮ったけど、あれ??なんだか見栄えがしない・・という方は多いかと思います。
そんなとき使えるのがこのフォトショップエレメンツでできるテクニック、レイヤーの重ね技です!難しそうですが実はとっても簡単!是非ためしてみてくださいね。
撮影するときに大切なのは、同じ構図であまり細かい背景のないところを選び、しっかりと三脚を立てて、手振れ防止でレリーズを使います。ズームレンズなら広角側にセットしたズームリングを絶対動かさないように(テープで固定すると便利)、何枚も写真を撮ること。28mmや35mmの広角の単焦点レンズでもいいですね。少し遠いかなと思っても、あとからトリミングをするので、背景を含めて花火全体が撮れる広角のレンズを選びましょう。できれば10㎜台の広角があれば、空一杯に大きく上がった花火もフレームに入れることができますね。
マニュアルモード ISO100以下 絞りF10以上 シャッタースピードBULB(開きっぱなしにしてレリーズで任意の秒数でシャッターを切ります。花火がどーんと上がって、4秒から10秒くらいの間。シャッターが空いている間にあがった花火は全て1枚の写真に写し取れますが、シャッタースピードを長くすればするほど、明るくなりすぎてしまうので注意が必要です。
※最近のカメラは高感度でも高画質で撮れるため、Aモードでも撮ることができます。その場合は、ISO1000くらいに上げて、絞りをあけ、1発ずつシャッターを切ります。下の方法で写真を重ねる前提で、1発ずつ撮る方法です。
たくさん写真を撮ったら、フォトショップエレメンツで取り込みましょう。違う色の気に入った写真を何枚か選んで(3枚から5~6枚くらい)選択して編集画面を開きます。
ベース(背景)になる写真を選んで開き、そこにどんどん開いている写真を左ボタンでクリックしながら、開いている背景の写真に重ねていきます。
右下、レイヤーを開いて、
右上のこの部分に注目です。背景の上に選んだ写真が全部表示されていることを確認してください。
そしてここからがキモ! 背景以外のレイヤーをひとつずつ選んで、通常となっているところを、比較(明)を選んでいくと
選んだ写真が全て1枚にかさなっていることを確認しましょう。重ねすぎてうるさかったりするときは、目玉のマークをクリックすると、非表示になります。
そしてバランスを考えてトリミングをして、JPEG形式で保存しましょう。(そのまま保存するとフォトショップ形式で保存されるので注意)
さびしかった花火が、空いっぱいに広がりましたね。これからの花火シーズンで是非役立ててみてくださいね。
※フォトショップエレメンツver.10(Windows版)の画面を使用しています。他のバージョンやMac版では多少の画面の違いがありますがご了承ください。
花火写真は重ねろ!!フォトショップエレメンツで花火写真を豪華に加工するテクニック♪
