ぼた餅をキャッチせよ! 龍口寺 法難会 2016

毎年9月11日・12日・13日に江ノ島の入口に位置する龍口寺では「法難会」が開催されます。特に12日の夜は、万灯が奉安され、夜店も立ち並び、大変な賑わいを見せます。
「法難」とは、仏教への弾圧のこと。ちなみに、「法難会」は、「ほうなんかい」じゃなくて、「ほうなんえ」と読みます。
c0266456_2158653 昔、幕府により、日蓮が、この地の龍ノ口へ連行され、斬首される直前、江ノ島方面から強い光が当たり、難を逃れた出来事を「龍ノ口法難」と呼ばれ、この日を法難会として盛大に法要が行われているんだとか。龍口寺は、元は、処刑場だったんです・・・
c0266456_2241273 法難会というと、すごくお堅い感じがするけど、境内では、地元の子がキャッキャっと遊んでいたりして・・・・
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c0266456_2262323 お祭りなんですね。 どこかほんわかとした雰囲気もあって、とってもイイ感じ。境内だけではなく、周辺の路上にも夜店が立ち並び、賑わいまくり ホント、このちょっとアヤシい夜店の雰囲気がいいですよね♪
c0266456_22151415 「法難会」のメインイベントは、なんといっても『ぼたもち撒き』!
これは、日蓮さんがが龍ノ口へ連行される際、鎌倉の桟敷尼が鍋蓋に胡麻牡丹餅をのせて供養したことにちなんだものなんだとか。本堂前は、ぼた餅撒きやその後に行われる「万灯練り供養」を見ようと陣取っている人で大混雑します。
しかし、ぼた餅撒きは、18時から行われるわけではなく、まずは法要がその時間から始まって、実際、撒かれるのは30分後くらいなんでご注意を。
c0266456_2234436 長い法要が終わると、遂に高所にお坊さんらが上り、準備完了。ぼた餅が投げられます。これがなかなか大変。びゅんって飛んできて、つかめません。
c0266456_22361094 キャッチするコツは、一度、カラダに当たったものをとること。床に落ちたやつも狙いですよ。
味はご利益がありそうな味です・・・・

c0266456_22371141 境内の外では、纏を勇壮に振り回す若者に先導され、入ってくる万灯も見どころの一つ。
c0266456_22404713 そんなところの脇を江ノ電がすり抜けるように、走って行くのが、これまた面白い光景なんですよね。
すっかり、秋めいてしまっていますが、夏のおわりの締めに楽しいですよ~。

●龍口寺 法難会 2015
・開催日:2016年9月11日~13日
※12日の18時と13日の午前零時(深夜零時)にぼたもちがまかれます
※12日の19時に万灯練り供養が行われます