もうそろそろ行列もなくなった頃かなと、平日の夕方に清澄白河のブルーボトルコーヒーに行ってきました。
ブルーボトルコーヒーは、元ミュージシャンのジェームズ・フリーマンが2002年に米国西海岸で創業したコーヒーショップです。「第3のコーヒー」、「コーヒー界のアップル」 と呼ばれていて、オープンから数ヶ月たっても連日の行列が絶えなかったことは記憶に新しいですね。
生産者に利益が回るフェアトレードの有機栽培豆を使用して、焙煎から48時間以内の新鮮な豆だけを使い、注文を受けてから1杯ずつ いれるいわゆるサードウェーブコーヒーの代表格であり、コーヒー1杯に手間も時間もかかるため、価格はスターバックスなどのシアトル系のカフェより4割程高くなっています。
そのため、ブルーボトルがターゲットとしているのは、忙しいビジネスマンではなく、コーヒー1杯を楽しむために時間をさける人。そしてスターバックスのように多様なメニューを捨て、コーヒーの味を楽しむためのシンプルなメニューとなっています。
また、店内のスペースも、ソファーを配置するなどのくつろぎや仕事のためのスペースを提供することを目的としておらず、カウンターテーブルとスツールという、言ってみれば落ち着かない場所で、コーヒーを飲むことだけを純粋に楽しんで欲しいというスタンスで作られています。美味しいコーヒーを提供する以外は全くケアする必要がないという、徹底したポリシーが貫かれています。
レジで先にオーダーをして、出来あがると名前を呼ばれて取りに行くシステム。
レジの奥、1階は倉庫、2階は焙煎場になっています。
それだけ自信のある1杯だとすると、居心地が悪かろうが、時間がなかろうが、じっくりと腰を据えて飲むしかありませんね。
店内ではグッズと豆も買うことができますが、挽いた豆は買えません。
日本的なサービス過剰ともいえるカフェ文化を、根本からくつがえすようなブルーボトルコーヒー。いわば怖い親父のやってるうまいと評判のラーメン屋のようなものでしょうか。スターバックスのように日本に根付くのかどうか、3年後が楽しみですね。
ブルーボトルコーヒー 清澄白河 ロースタリー&カフェ
東京都江東区平野 1-4-8
電話 非公開
8:00~19:00
年中無休
ブルーボトルコーヒー 清澄白河 ロースタリー&カフェ

東京都江東区平野 1-4-8