江ノ電鎌倉高校前駅から江ノ島方面へ歩いていくと、江ノ電線路を見下ろす高台に現れる真っ白な建物。それが9月にオープンしたフレンチレストラン「バスティーズ(BastideS)」です。
「バスティーズ(BastideS)」とは、南仏風邸宅を意味するフランス語「bastide(バスティード)」から着想を得た名なんだそう。外観から名前のとおり、南仏風邸宅の雰囲気です。
店内は白を基調にブルーがアクセントに配色され、モダンでエレガントな雰囲気。座席もゆったりと配置され、とても居心地の良い上質な空間になっています。
そしてなんといっても「景色」。
この海のキラキラが目に飛び込んでくるファーストサイトに心奪われます。海には波乗りを楽しむサーファーまでいて、なんだか南仏ミーツ鎌倉ですね。
そしてもう一つ心奪われるのが「音」。訪れた日は天気が良く、窓を全開にしていただけたこともあり、響いてくる波の音の心地よいこと♪ そこに江ノ電がトコトコとやってくる音が加わります。この音の演出、ちょっと他では味わえません。
ランチは平日限定のお得な2000円のコースをチョイスしました。料理は、プロヴァンスの伝統料理をベースにしながらも、使う食材は目の前の相模湾や地元の鎌倉野菜という、南仏風鎌倉キュイジーヌ。お皿の上に鎌倉とプロヴァンスの絶妙なハーモニーが奏でられます。
まずは、出会いの一皿。うん? これ何?といきなりの謎かけ。楽しいです。これはレンコンを皮をむくようにカットしたもの。塩加減も絶妙で、次のお皿への期待が一気に高まります。
そして、メインは、「藤沢みやじ豚のロティ エルブ・ド・プロヴァンスの香り 南瓜のピュレ」。一皿に季節を感じさせてくれるのもニクイですね。もう一皿は「相模湾からの贈り物」としてスズキのソテー。味はもちろん、見た目もオシャレで、いただく前に、写真を撮る手が止まりません。
南仏風ということで、パンに添えるのもバターではなくオリーブオイル。このオリーブオイルがフルーティーで美味しい♪
プラス500円して、本日のデザートもいただきました。こちらも最高!
料理を味わいながらも、ついつい外の景色に見惚れてしまったり、江ノ電が来るたびに、響く音に聞きほれてしまったり、長居してしまいました。
この景色、この音、そしてこの味。すべてが最高で、これは早々に予約が取れないレストランになることは間違いないです。
12月22日(木)〜25日(日)の四日間はクリスマス限定メニューが提供されるそう。席数も制限して、よりゆったりと愉しめるよう演出されますので、予約は早めに入れられたほうがいいです。
バスティーズ、なぎさ日和的、今年ナンバーワンにおススメしたいレストランになりました。
●南仏風鎌倉キュイジーヌ バスティーズ
・TEL・予約 0467-40-4232
・住所 鎌倉市腰越1-3-11
・交通手段 鎌倉高校前駅から90m
・駐車場 店の前に1台あり。(予約必要)
・営業時間 12:00~20:00(L.O)
・定休日 水曜日
[http://bastides-kamakura.jp/]
海が一望できる南仏風レストラン「バスティーズ」
