2013.09.29
湘南
hashira
秋は夕暮
秋は、夕暮。
夕日のさして、山の端(は) いと近うなりたるに
烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。
まいて雁などの連ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。(枕草子 清少納言)
日が傾いてきたら、少し手を休めて外へ出てみてはいかがでしょう?
夕日を浴びて輝く稜線の美しさや、夕闇に聞こえる風の音、虫の音に心動かされる静かな時間が待っているかもしれません。
たとえ、1000年経とうと、人の感受性は変わらないのかもしれませんね。